家族

山辺に向かいて

久々の休日だ。


本当に珍しい事に、家族3人で出掛ける。
ちょっとした用事があったのだ。


僕には姉がいるが、随分前に嫁いでいる。
姉には中学生になった息子もいる。
甥っ子にはしばらく会っていない。元気かな?
叔父さんらしい事何にもしてやれなくてゴメン。


いい加減独立したいのだが、情けない事に金が無い。
旅暮らしをしていた影響などもあるが(フーテンの寅さんかよ!)、
貯金していたものを、いろいろ使わなくては
ならない事情があり、機会を逸してしまったのだ。


この歳になると、両親を少しでも楽にさせてやりたい、
などというガラにもなく殊勝な考えが、こんな僕でも
頭を擡げて来る。いや、そう思うの遅いぞ・・・



「写真撮ってやるよ」と父に言われ、
「じゃあひとつシュールに頼むよ」と答えたら、
上記の写真と相成った。なんじゃこりゃ。変!!


両親は苦労人だった。


僕も少しは苦労したけど、今思えばどうという事も無い。
ここまで育てて貰った事を、感謝しなくては。


世の中の仕組みが少しずつ解ってくると、親の大変さも
少しずつ解ってくる。実際に親になったひとに比べれば
ほんの僅かな理解度なのであろうが。

********************


父がかつて横浜に住んでいた事を最近知った。
若い頃、詩を書いていたらしい事も最近知った。


僕は両親が、僕が記憶として留めている以前に、一体
どのようにして暮らしてきたのか、実はよく知らない。


母方の親戚には音楽家(?)がいたらしい。
それも最近知った。



もしかしたら僕はそれらの才能を、かなり中途半端に
受け継いだのか。笑い話にもならんね。


明日からも、またいい日にしてみせますよ。うん、頑張ろう。


やれる所まで。