室内遊び

j-452005-05-12

12時〜17時のサービスに入る。
利用者さんはもう顔馴染みの方だ。
これまでもあちこち散歩したり、造幣局桜の通り抜け
行ったりした。
しかし今日は雨。それに利用者さんはてんかん持ち。こういう
天候の優れぬ日は、発作が起き易いとの事で、外出は
止めにする。
部屋の掃除や洗濯を行なったが、その後やる事が無い。
どうしましょうかと訊ねると、じゃあ花札をやろう、と言い出した。
知らんよ花札なんて・・・
続いてトランプを取り出してきた。よし、ポーカーやろう!
もう10年位やってなくてルール忘れた・・・
利用者さんは残念そうだ。若い人はこういうの知らないか・・・ときた。
困ったなと部屋を見回すとマグネットの将棋盤が。将棋ならなんとか
できるので、曖昧ながらもしばしの時間将棋を指す事になった。
案の定、コテンパンに負けたが。
こういう、昔からある遊びを僕はほとんど知らない。この利用者さんは
まだ若いが、お年寄りなどと接する際、この手の遊びを覚えておくのは
結構良い事なのかもしれない。


その後雨は止んだ。あいりん地区を少し離れ、静かな住宅街を、
気が変わり、外出を求めた利用者さんと散歩しつつ時間が過ぎた。
こういう事も今の僕の仕事なのだ。