車椅子の利用者さん

j-452005-05-07

今日は車椅子に乗る利用者さんの通院介助を行なう。
釜ヶ埼にある自宅(っていうかホテルっていうかドヤ)から
約30分程の道程を経て、病院へ。何でもこの利用者さん、
糖尿病が元で片足の指が壊死を起こしてしまい、最近
その指を5本とも切断する手術を受けたらしいのだ。
杖をついての歩行は可能なのだが、長距離の移動は最早
不可能・・・車椅子必須状態なのだ。今日の通院は
その手術跡の抜糸及び消毒の為であった。大変な状況では
あるが、利用者さん自身は認知症が進んでおり、もうひとつ
この状況を深刻に捉えておられないみたいで、なんか複雑。
自身の肉体的喪失を深遠に考えねばならぬ底なしの辛さからは、
しかしある意味解放されているのかもしれないのだが
仮に深刻さを滲ませている方がいたら、僕はどの様に振舞う
べきなのであろうか?正直、よく解らないな・・・
そんな利用者さんが乗る車椅子を押し押し、坂道もある
ルートを「ああ、俺って頑張ってるなあ」などどかる〜く
思い上がりつつ今日もお仕事に勤しんだ訳なのだ。
この利用者さん、明日日曜日もまた同じ事をする為に
通院するとの事で、僕は明日もまた、あの坂道のあるルートを
額に汗しつつ車椅子を押す事になるのである。頑張ろう!
昼からは一応今のところ休みらしいので(不規則なのだ!)、
地元で明日まで開催されてる食の博覧会でも覗いてくるかな・・・