戻って来た

本日より僕はひと月ぶりに
大阪国際がんセンターに
改めて入院する事となった。
前回7月は抗がん剤
放射線治療の為、そして
それらに効果がみられた
事から、当初の予定通り
手術となったのだ。


手術は14日、つまり今週の木曜日。午前10時より。それに先だって
今日は担当医から手術の内容についての説明を受けている。
先日麻酔科外来にて聞いたよりも長い10時間がかりで、かなり
大きな手術となりそうである。リスクについても色々と説明を
受けたが、お陰でなんだか胸がいっぱいになってしまった。
泣きそうだよまったく。でも、自らの再生にかけ、そして今回
根治を目的とした内容である事も伝えられているので、あとは
もう医師を信じて手術を受けるしかない。肝心なのは術後から
おおよそ1週間程度で、それを乗り切ればいいようである。
しかし退院しても食事がそうそう簡単には摂れないかも
しれないので、一時的ながら腸ろう(腸に直接経管栄養を
行なう)の必要性もある。


術後すぐはICU(集中治療室)にて過ごす。病棟に戻って
来てもすぐには好きに動けないようだ(だが、リハビリは早期に
開始されるらしい)。この日記も前回の入院のように毎晩
書き続ける事は不可能となる。思えばこの日記は12年前に
何となく書き始めて今日まで毎晩続けて来た。出先旅先でも
更新していた。だが流石に今回はそうもいかず、手術前日
あたりの更新を最後に少しの間だけお休みとなるだろう。
でも、再開した時には何とか明るい話を書けるように
頑張りたいと思う。


正直不安で押し潰されそうだ。泣きたいし、わめきたい。
でもこうして書く事で、そして来てくれた両親のお陰で
気持ちをどうにか保っている。辛いよ。かっこいい事なんて
書ける道理がないってば。でも、もう進むしかないのだ。
こんな男ではあるが、心配してくれる人達がいる。
今日の説明だと、場合によっては職場復帰も時間がかかる
ようである。でも、必ず戻るのだ。元気になってもっと
仕事したり、楽しんだりするのだ。この試練を乗り越えたら
きっと何か素敵な事が待っている。信じるしかない。


今日はもう中心静脈点滴のカテーテルをつけている。気持ち悪い。
でもこれからもっと大変なのだから食事もなるべく食べた。
不安が強いので抗不安剤の処方もお願いしている。明日は
検査らしい。気持ちを少しでも明るく。生きる為、そして
もっと未来へ進む為の手術なのだ、進むしかない。
でも流石に気持ちが疲れたね。睡眠剤も処方してくれるので
それ服用して早めに寝ます。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。