何年振りの新幹線だろうか

認知症ケア専門士の
資格更新は単位取得制で、
その為に5年間で30単位
取得しなくてはならない。


単位を取得するには各地
にて行なわれる研修に参加
したり事例を発表したりとあれこれであるが、5年もあったのに
研修参加などにあまり参加せず気がつくと資格の有効期間が
来月末になってしまっていたのであった。まだ25単位しか取得
出来ておらず、残り5単位を大阪で取得出来る研修には都合から
出る事が出来ず、結局この期に及んでわざわざ岐阜で行なわれる
東海部会にまで足を運ばなくてはならなくなったのである。
んで、在来線と新幹線を乗り継いで出掛けた訳なのでござーる。
こんな事だからロクな人生を送れないのだ七転八倒なのだ
おひとりさまなのだ(関係ねえだろおひとりさまは)。


新幹線で名古屋に出て、そこから在来線で岐阜へ。岐阜羽島
から名鉄という手段もあるが、JR岐阜駅に出るまで逆に時間が
掛かり、お金もあまり変わらないので名古屋に出たのである。

せっかく名古屋駅に降り立ったのだからきしめんが食いたかった。

しかし岐阜駅について丁度昼前。何故かリンガーハット
ちゃんぽんだった。岐阜まで来て何故ちゃんぽんなんだよと
思いつつまあ美味かったからいいのである。他にこれといった
お店がなかったのだ。時間もあまりなかったし。

岐阜駅界隈。会場は岐阜大学のサテライトキャンパスで上の写真の
右側にあるのっぽビルの中にある。13時より開始。今回は事例
検討会となっており、その事例を元に班に分かれてグループ
ワークが行なわれるのである。介護職、看護職、相談支援職と
バランスよく分けてくれている。認知症が急速に進んでいると
思わしき方がある内臓疾患で入院、認知症の確定診断も受けて
おらず家族の希望で僅か数日で退院してしまった。専門士と
して本来どのように関わるべきだったのか事例提供者は
参加者より意見を頂きたいとこの事例を提供したとの事。
僅か数日の入院の割りには事例提供者は実に丹念に情報を
収集されており、感心してしまったが、流石に不明点も多く
それらを探りつつ話し合ったのであった。


大阪から参加しているのは僕ぐらいなものだろうが、東京からの
参加者もいたらしい。恐らく僕と同じで地元での研修参加が
滞って慌ててやって来たクチではないかと推察する。それでも
なんでも皆さんから熱心な意見が次々と出て来ており、有休
消化中とはいえ一応まだ包括社会福祉士のご身分である所の
僕も家族や支援者間での(例えば地域ケア会議の形式をとっての)
情報共有と退院後の支援体制などなどについて如何にもな
感じの意見などありゃこりゃ述べさせて頂いた次第であるな。
グループワークはいいね、講演を聴くだけじゃなくて参加者
それぞれの意見交換が出来て、違う視点での考えが聞ける。
今回もああそうかと目から鱗な意見が出た。それもそうだけど
ここは東海地方。地域性の違いを聞かせて貰えたのも良かったな。


少し面倒かなと思いつつ参加したが、気がつくと事例検討会も
終わっていた。これで5単位取得。ぎりっぎりで資格更新と
なりそうである。さ、帰ろう。岐阜なんて次は一体何時
来られるのだろうか。

乗り継ぎの時間が結構タイトで、お土産(いや遊びに行った
訳じゃないでしょ)も買えなかったが、ひとまずお疲れ様の
お酒とツマミだけ急いで購入。新幹線名古屋駅にて。
味噌カツスナックと「大名古屋」なる大吟醸酒のワンカップ
買って新幹線に飛び乗った。隣りに座った女の子はさぞや
「この呑んだくれが」と思った事だろう。見たくないので
すぐに眠ってしまわれたご様子である(?)新幹線のぞみは
いまだに子供の頃に乗った0系のイメージしかない僕には
隔世の感ありで、全席禁煙車になっているしヘンな形の
紙コップで飲む飲料水コーナーやビュッフェや、「この
ランプがついている時だけ電話がかけられます」電話
(隣に座った女の子は絶対に知らねえだろうなあ)は
とっくの昔になくなっていた・・・ってどんだけ新幹線と
縁がないんだ俺は。


17時過ぎに岐阜駅から快速、17時40分過ぎに名古屋から新幹線、
何だかんだで19時半には帰宅出来ました。早いなあ。お金は
そりゃかかりましたけどね。でも1週間仕事してなかったし
支援者として勘が鈍りそうになっていたのでいい刺戟になりました。
だけどだね、明日からはいよいよもうどれだけ行くのだ
行くのだと書きまくって来たしまなみ海道キャンプツーリングに
旅立ってしまうのよ。また世間様から離れてズレた人間に
なってしまいそうだわ。


ぼんやりとした1週間が過ぎ、いよいよ何かが動き出しそうだ。
旅を終えたらすぐ次の仕事の準備だ。動け動けだぜ。
寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。