いきなりトマト

土曜日出勤である。
何時もは結構穏やかで
のんびりと過ごせて
溜まっていた書類
なんかを片付ける日に
充てているのであるが、
本日は次から次から
相談事が舞い込んだ。


土曜日は人員も少なめなので結局その次から次からに対応して
いた。んで、気がついたら夕方になっていた。何にも片付かなかった。
来週もまた忙しくなりそうだ。もう溜め息しか出ないのである。でも
やらにゃあなるめえに。仕事と、それに付随している個人的な問題を
どうにかして先に進めて行きたいと思っている。色々と思う事あり、
それをどうにかしたいと思っているのだ。


ぼんやりと帰りの電車に乗った。うたた寝した。駅を降りて
スーパーに寄ったら理由は解らんが急にトマトが食いたくなった
ので買った。先日トマトジュースをビール・・・もとい発泡酒
割って呑んだら旨かったのだが、その所為だろうか。トマト
そのものが食いたくなった。突然話が飛ぶが、昔バイクに乗って
野宿旅に出ると、何故かトマトを食べてばかりいた時があった。
北海道での事だった。富良野のAコープで安くて美味しいトマトが
袋詰めになって売っていたのを(キャンプ場に連泊していたので)
何度か買ってはひたすら食べていた。旅に疲れた身体が求めて
いたのかもしれなかった。まあそれを置いても富良野のトマトは
旨かったのだが。ぼんやりと疲れた僕はそんな事を想い出した。
トマトは旧くなると潰してバターを敷いたフライパンで炒めて
そこにボンカレーと塩胡椒を投入するとこれまた旨くなったっけか。
キャンプしている環境だからそう感じたのかなと思って旅を
終えてから試してみたが、でもやはり旨かった。赤いトマトを
見つめていると、遠い日の北海道を想い出した。どんだけ
疲れてんだ俺は。


明日は選挙投票に行って地元を少しうろうろして終わりそうだ。
心の中だけで旅をしている。いや、もしかしたらまるで違う
形での旅を続けている。今回の旅は覚悟が要りそうな旅だ。
歳月を経て、こんなに迷うなんて思わなかった。どうなるかは
知りもしない。結末の想像もつかない。でも続けるしかない。
でも思いつめてもしゃあないので今週を乗り切ったお疲れさんの
お酒を頂いて寝ちまうのである。明日もいい日にしてみせますよ。
ではまたね。