慌しく入職準備

桜一輪

朝から健康診断を受ける。
診断書は夕刻には手に
入る。


通勤用と仕事用の鞄の
中身を確かめる。
仕事用の鞄にはケアマネ
として勤務していた
頃の文房具を始めとした小物を詰める。文房具は支給して貰わ
なくともいい品揃え。居宅ケアマネの頃は何が起こるか解らない
ので(様々なケアマネさんの持ちものを参考にしつつ)一般的な
文房具やら使い捨て手袋やら小型ライトやらドライバーやら巻き尺
やら電卓やら消毒スプレーやらあれこれ細々と鞄に入れていた。
地域包括支援センターでの業務に要らないものも多々あるだろうが、
一応持って行く事とした。


夕刻、診断書を予約を入れていたある病院の検診センターで
受け取って(ありがたい事にどの数値も極めて良好であった。
簡単な検診なので油断禁物だが)その脚で勤務先へと向かい、
そのまま入職に向けての各種書類や就業規則等に関する実に
細かい説明を時間を掛けて受ける。急ぎ脚ではあるが、僕は
明日から地域包括支援センターの正職員として働く事となった。
街には至る所で新入社員とおぼしき若者達を見掛けた。ちいと
歳は食ってしまっているが、僕も新入りとなるのだ。地域に
積極的に出向き、様々な問題を抱えた方々と関わり、ソーシャル
ワークの専門職として地域の窓口となり、各職種を繋げる支援を
行なうのである・・・


と書いてみても本当の所は未知だ。僕が今回所属する事になる
法人はそこそこ規模も大きく、しっかりとした規律に基づいて
運営されている様だが、僕みたいな人間にこれまで以上かも
しれない多種多様な仕事がこなせるのか正直解らない。自信もない。
でももうやると決めたのだからやるしかない。どうせ駄目モトで
応募したのだ、駄目になったらそれまでさ。せいぜい燃え尽きない
程度に頑張ってみよう。


昨年末からの空白の様な日々が終わり、明日からはまた規則
正しい(?)生活が始まる。体調管理に気をつけなくちゃね。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。