春を想って
散歩していると
近所の公園で梅が
咲き始めているのを
見つけた。
天候は下り坂で
花粉の飛散も多い
らしいが、マスクを
してぼちぼちと進む。
穏やかな時間が過ぎる。真冬の厳しさを忘れ、やがて来る春を想いつつ
公園のベンチに腰掛け空を見ていた。これまでの人生を思い返す。ああ
あんな事もあったなあこんな事もあったなあと懐かしさと気恥ずかしさが
交錯する。
桜の時期も近い。今年もそんな時期までどうにか生き長らえた。おおそうだ、
そろそろ老人会の時間ではなかったか。私は杖をついて公民館へと
向かわなくてはならない。次回のふれあい喫茶では最近仲良くなった方と
また会えるだろうか。その方も昔はあちらこちらへ旅に出てはいろんなものを
見て来たらしい・・・・・・・・
って、お年寄りかい俺は! スミマセンでも公園のベンチに腰掛けたのは
事実であり、やがて来る春を想ったのも事実だったりしますがな。そして
近くに居たお年寄りを見ているうちに、僕は穏やかに老後を過ごせるの
であろうかなあと、ついつい妄想してしまったのであるなあ。ウーム。
2月も今日で終わりだ。試験終了からひと月経ち、気がつくと漫然と時は
流れていた。必ず道は見つかるとの想いと、このまま時だけが過ぎて
しまうのではないかとの想いが、あんな事もあったなあこんな事もあった
なあとの懐かしさやら気恥ずかしさやらそっちのけで沸いて出た日々
だったのである。
でも、これでいいと信じている。これでいいのだ。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。