よそ者

冬空

事業所の忘年会に
参加して帰宅する。


疲れただけである。
以上。


まあ仕事先の忘年会
なんてものは得てして
面白くないものである。
あくまで仕事の一環と
して淡々と参加しておけばよいと思っている。


人と接する仕事、喋らなければ始まらない仕事、そんな仕事を
悪くはないな・・・いや、好きだと思っている僕ではあるが、何時も
何処かで心の中に壁を作ってしまっている所為なのだろうか、なかなか
プライベートでうまく行かない。昔はこんなじゃなかったのに。

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群れをなした勢いにまかせて何かはしゃいでいる人達が苦手だ。
わざとらしさが垣間見える微温湯の関係の中で安心しているのが苦手だ。


群れの中に入りたいと思ってみたりもするが、いざ深く入ってみると
すぐに嫌になって、ぷいっと出て行ってしまいたくなる時がある。
この傾向は年々悪化しているような気がしないでもない。
人の為に働きたいと切望する一方で、僕の中に踏み入って来る
人に対して自動的に組み立ててしまうこの壁はどういう事だ。


基盤を築きたい。だからこそ底辺だと知りつつもどんな仕事でも
こなして来た。そして一応此処まで来た。何処に行ってもどんなに
人々に優しくされても、結局僕はよそ者だとしかし感じた。いずれは
その土地の者になりたいと思いながら、なれそうになると違和を持つ。
何処にいても、どうしても自分はよそ者なのだろうと感じてしまう。


でも、僕は感じている。群れの中で、しかし私は実はよそ者なのでは
ないかと感じている人々の中にこそ、光があると。此処にいる自分への
疑問を持っているからこそ、垣間見る道もあるのだと。

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なーんてね。何気取ってやがるんだい! 帰宅して呑み直してみたら
このザマさ。明日も早いんだからとっとと寝ちまいな。
いやあすっかり忘年会の季節。いよいよもって師走の切羽詰り感が
出てきたってものですぜまったく。 


寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。頑張ろうぜ。