少しだけ走る


震災から一週間以上が
過ぎている。


大阪のテレビ番組は
だんだんと震災前の
プログラムに戻りつつ
あるようだ。


これでもかと繰り返される
公共広告機構のCMを除けば。


僕は以前から計画していたアフリカツインへの車載カメラマウント
キット取り付けを実行し、少しだけ走りに行った。感じなくともいいの
かもしれないが、感じのは後ろめたさ。この震災を前に、流石に
能天気に日帰りツーリングなんかに行けない。暫くはそんな気に
なれないのかもね。

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ケアマネドットコム等の介護支援専門員向けサイトを見ていて
思ったが、そう云えば被災地にも訪問介護の事業所やら介護保険施設等が
沢山あるのだよね。現地のケアマネさん達が自分の事もそこそこに各々
利用者さん達の安否を確認する為に奔走している姿が目に浮かんだ。


こんな災害が起こった際に、僕はどれだけの行動を起こせるの
だろうか。奔走する前に、脱力と諦観に囚われてはしまわない
だろうか。もう想像も出来ない。でも、考えておかねばならない。


住んでいた町を離れ、遠くの町に避難する方々も増えつつあるようだ。
関西の広域連合は、それぞれ分担して被災者の受け入れを準備
しているらしい。これからが、これからこそが大変な局面となる。
どこへ行けばいいのか、どこへと流されるのか解らない人々が
今後凄い勢いで増えて行くのかもしれないのだから。

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レイドさんは今日も奔走しているのだろうか。北関東のM君は余震に
襲われ疲れきってはいないだろうか。東京のT君は食料やガソリンの
買い占めを目の当たりにしているのだろうか。


もしもの時、僕はきちんと対応出来るのだろうか。