孤絶者・尋ね人

尋ね人

釜ヶ崎界隈で、ふと
見つけた。


「元気ですか 連絡待つ」


この街に流れ着いて、
この街からどこかに
消えてゆく。


そんな人ばかりが
集まっている。


恐らくこの人はもう生きてはいまい。いや、何となくそう
感じただけだが。


この人を探しているのは、誰なんだろう。何故、こんな所に写真を
貼ったのだろう。


とある場所には30年も前の誰かの写真を貼っていた。「尋ね人」として。
誰がそんな昔の、しかも写真の中の人の行方を知っているのだろうか。
未だに逮捕されない40年前の過激派犯罪者のお尋ね者写真といい勝負だ。
まあ、お尋ね者と尋ね人を並列させるのはかなり失礼な話ではあるが。
しかしどちらもその行方を追うのは、相当な困難を極めるのではないか。


時の流れは容赦なく、何時しか探していた人は年老いて消えてゆく。
いのちあるうちに、探しておかなければならないものが幾つもある。


誰が、何を探しているのだろうか。孤であり、絶となった何処かの誰か。
それは探したら見つかるものなのでであろうか。
僕は孤絶者と関わっている。しかし、何時自らが明日の孤絶者となるかも
しれない。そんな時代なのだ。


探しておきたいと思う。そうしなければならないらしい。
どうやら人生とか云うものは、・・・・・


寝ますか。有難い事に、数件のケアプランを引き受ける事になって
いるので本日はちょいーと忙しく過ごせておりました。
何処にも余裕がない。


うわ、もう寝なくてはね。


明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。