出戻り者

動かない自販機

今までならばサービスの
終了後等の移動時に
写真を撮っていた。


今現在は新規顧客
開拓の為の営業の
移動中に、撮る。


再び戻って来た下町の
片隅で見つけた、たばこの
自販機。旧いなあ。販売して
いる銘柄は、ハイライトにチェリー、ホープ。キャスターがかろうじて
あるからして、80年代までは稼働していたのかもしれない。
だから何なのだと思われようが。まあ実際だから何なのだ。


まあ、巡る街は変わらずとも、自身を取り巻く状況が大きく変わった事も
あり、不安を隠せないこんな日々の中、以前からの習慣(?)である
写真を撮る事だけは出来る限り続けて行きたいと思ったりしている
訳なのです。


こんな事してちゃんとお前は働いておるのかと思われようが、
新事業所移籍3日目の本日もひっちゃきになって街中を
走り廻っておったりするのですぜ。時間が足りなくて
困っていた位だったサ責時代とは一転。時間が経つのが何だか遅い。


如何に忙しくないか、だな。早く忙しくなりたい。でも、まだまだ3日目。
成果なんて出る訳も無い。3ヶ月目に今と同じ状況だったらかなーり
やばいけど。 まあ、その時はその時か。そもそも僕は営業職で入職した
訳じゃあないのだからして、逃げ口上なんて幾らでも作ってみせるさ。
でも、手前の力で、どうにかして見つけたいな、新しい利用者さん。
どうなるのかねぇ・・・


前所属事業所に、菓子折り持参で訪問する。拠点は離れてはいるが、一応
同じ区内。仁義は切っておかにゃあなるめえべ。


「みなさん、ごぶさたしてます!」 って、実はスタッフの皆様には
昨夜の飲み会で会ってるんだけどね。一応、経営者様の手前もあってね。
その経営者様は、すっとんきょうな顔して迎えて下さいました。
そりゃそうだわな、この街を去るのです、なーんてぬかして去った
男がぬけぬけと舞い戻って来たのだから。 何やってんだろうね、
俺って奴ァ・・・


商店街を彩る短冊を見て、今日が七夕であった事に気付いた。
日付もへたくれもない。どうすれば道を開けるのか、なんて事ばかり
考えていた。まだ、たった3日目だぞ、焦るな。


上層部のツッコミが入らないうちは、兎に角マイペースで営業活動に
励んでみようではないか。成果が上がらなきゃ、それまでさ。
やるだけの事はやろうぜ。それで駄目なら、もうしゃあないさ。


寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。