チケット取れた!!



2001年の公演以来
9年振りの来日。


僕にとって特別な人。


ボブ・ディラン
やって来る!!!


そして、チケットが手に入った!!!


う、うれしい・・・・・・・・・・


今回の来日公演のチケットは、年明けからネットの一般予約が始まって
いたのであるが、情報を知ったのが遅すぎた僕は結局買えず仕舞い。
あっと云う間に売り切れたらしい。悔しいのでもう記憶から消していた
(大袈裟だぞ)位である。


前回の来日時、ディランはそれまでのスタジアムやホールではなく、より
小規模なライヴハウスでの公演をしてみたいとのアイデアを出していたらしい。
今回はそれが実現したのだ。


東京、名古屋、大阪それぞれの、ライヴハウスである Zeepにて開催される。
まあ、ライヴハウスってったって、キャパは1回あたり2500人も入るらしいから
大規模ではある。しかし普段がスタジアムやホールな人だからして、今回は
異例中の異例だと云えるだろう。


そんなキャパの小さな所での公演。そりゃあチケット取れねえよなあ、ははは。
悔しい。ええいこんちくしょう我が記憶から完全に抹消してくれるわ! 


ところが先日の日記で書いた様に、福井大輔さんのライブを聴きに行った折、
その福井さんが他の方とディランのライヴについての話(だと思った)を
しているのを何となく小耳に挟み、後日メールで問い合わせてみた。
そしたら福井さんは主催者先行予約で早々にチケットを入手したとの事。
流石だ。僕は完全な負け組だ・・・・


しかしそのメールにて、極めて有益な情報を頂いた。何と追加公演が決定し、
大阪公演初日となる3月11日のチケットがまだ残っているらしいとの事。
こりゃあ知らなかった。調べてみると、何と2月13日から追加公演の
ネット一般予約が始まっていたではないか!! ほんとにまだ残ってるぞ。


僕が即座に予約を入れたのは云うまでも無い。そして本日、遂にチケットを
手に入れたのだった。これで僕もディランに逢える!


前回ディランを観に行ったのは1997年の丁度今頃だったかな。中之島
フェスティバルホールだった。当時僕は20代前半で、僕の歳でディランが
大好きなんて、少なくとも周囲にはいなかった。当時の勤め先が梅田の
スカイビルだったので(下町で働く今とは大違いだな)、会社帰りに
観たいとチケットを取り、テキトウな理由をつけて早々にタイムカードを押し、
会場に乗り込んだ想い出がある。


意外にも、当時の僕と同世代とおぼしき若者達がかなりの数見受けられたので
大層驚いた。ディランの音楽はしっかりと届いていたんだな、時代を超えて。
会場は熱気に溢れ、僕は大満足して帰宅したんだっけか。


あれから13年。僕はまたディランに逢えるのだ。考えてもみなかった事である。
ディランは現在何と68歳。うちの父とほぼ同い歳である。若い頃の美しい
ルックスを知っていて大層憧れたが、現在のくたびれた姿も味があって
大好きだ。


若い頃からひどかった声は、時代を経て更にそのひどさに磨きが掛かった。
そのひどさ具合がまた何とも云えずたまらない(おい、褒めてんのか
けなしてんのかどっちだよ。いやいや、僕としては最大の賛辞のつもり)。


13年前と同様、今回もテキトウに理由をつけて、18時定時退社を無理矢理
敢行する所存である。意地でもする。18時過ぎには正しく(?)タイムカードを
押し、19時の公演開始に意地でも間に合わせたい。残業くそくらえである。


今から愉しみでならない。僕にとっては恐らく今年最大のイベントと
なるだろう。他にもっとないのかよまったく。でも、いいんです。
どうしてかは上手く書けないのだけれども、ディランって方は、
僕にとって本当に特別な存在なのだから。

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うわあ、一気に書いちゃったなあ。書ける時はこんなもんだ。


13年前、ディランを観たその後間も無く、僕は会社を辞めてしまった。
大学を出て、就職氷河期の中入れた大企業。それを辞めて、旅に出てしまった。
その後の人生は情けなくも流転の連鎖。そして現在に至っている。こんな人生に
なるとは思ってもみなかったが、しかし意外に悪くは思っていない。
13年前に生で聴いたディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」が
今でもアタマの中で鳴っている。


また、ディランに逢いに行けるのだな。


寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。