保守派
このネコはあと一歩
近づくと逃げるだろう。
間合いが難しいのだ。
この写真を撮った後、
試しに一歩近づいてみた。
あら?逃げない。もう一歩。
まだ逃げない。
結局あと1mまで近づいた所で、とことこと歩み去った。
少しだけ肌寒い昼下がり。純毛のネコなら兎も角、ヒトが全裸で
はしゃぐにはまだまだ早い季節の様にも思うのだが。はてな。
まあ、いろいろあるのだろう。責める程の事でもあるまい。
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最近、僕は実に保守的である。羽目を外す事が恐ろしいと感じている。
兎に角このままで、変わらず平穏に。尽力するとすれば、その一点に限る。
もともと冒険心と云うものとはあんまり無縁な人生だったとは思うが、
時に我が事ながら突拍子も無い事を繰り返しつつな時代も、またあった。
思いもよらぬ行動への渇望はなりを潜め、先鋭化へと走る性質は
今や保守・保身へと向けられている。今でも何となく損をしている
気がするのに、これ以上損をしたくない、と思ってしまうのだろうか。
きっとこれが、歳をとる、と云う事なのだろう。なのかな?
肉体的な衰えは、実はそれ程感じていない。仕事柄動き廻っている
お陰なのかもしれない。メタボともお陰様で縁は無い。まだまだ
頑張りたいと思う。しかし、心がどうにも爆発してくれないのだ。
かつて僕が悩まされた抑鬱症状とは違う。やりたくないのでは無い。
やりたいのだ。前に進みたくて、その為に頑張れている。その点では
実に健全であるとの自負はある。
何と書けば良いのだろうか。僕を止めてしまっているのは、先述の
保守・保身。損したくない、安定したい、の一念。
安定しないし、損してばかりなのだけれども、気持ちだけはその一念。
頑張れば頑張る程に、やりがいを噛み締めると同時に浮かぶその一念。
心の奥底に、煮え滾る様な熱源が実はあるのだ。それを消したくない。
しかし、現実的には爆発には至らない。爆発させるべきでは無いとしている。
此処の所、悶々としている。
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うたた寝しそうだ。いや、してしまった。中途半端ながらもう寝ます。
明日もいい日にしてみせますよ。