おにぎりあっだめまずか?

1998年・青森、五所川原

1998年。
青森県五所川原市
岩木川の河川敷に幕営
北海道逃避行の一幕
ですがな。


市街地から離れ、誰も
来ない最適な場所を、
野宿者の勘で見つけた。


この当時の僕は、今にして思えば、割に冴えていた。
今みたいに、ほにゃらけていなかった。弱っちょろい癖に
妙に喧嘩っ早く、理屈っぽい癖に・・・なんだか、よく泣いていた。


はあ・・・滅裂な奴だった。でも、滅裂ながらも、冴えていた。
そういう事にしておきたい。そうでなければ当時のピリピリしていた
自分が可哀想だ。だから敢えて鼻でせせら笑われる事を承知の上、
こう書いておく。


「どんな事柄でも、どんな言葉でも、うたにしてみせる自信だけは
たっぷりとあった。詞なんか、幾らでも書けた」


すんません、アホでした御免ゆるーしてえ・・・

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今だから他人事のように語れるが、正直自分で自分をもてあましていた。
旅の日々は貴重だし、今では素敵な想い出となっているが、しかし
当時に戻りたいかい?と訊ねられたら、僕は断固拒否する。いやいや、
戻りたくても、もう二度と戻れないんだけど、でも、断然今の方がいい。
僕は、今の方がいい。滅裂なのはマッピラ君だぜ。滅裂よりも平静だ。

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津軽美人のレジの女の子に、独特な発音で「おにぎりあっだめまずか?」と
聞かれたのが印象的だった。この土地では、夏でも(7月25日だった)
おにぎりは温めるものだったのだ。「はい、あっだめでぐださい」


実はこの日は、下痢と嘔吐を散々繰り返した。それでも引き返すなんざ
到底出来ぬと意地を張った。その意気地は何処から、何を根拠とする
ものであったのか、今となっては考えたくも無い。どうでもいい。
ただ、「若かったから」とか言うしょうもない結論染みた表現だけは、
避ける。そういう単純極まりないものでもなかった。

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ずっと以前からPCのデスクトップにアイコンとして置いておいた写真を
今回使いましたのでしーた。ああ、やっと日の目見たわあ。
今日は[お勉強]も早々に済ませました。そろそろテキスト1冊目の
終わりも見えて来たかな。


試験に落ちる夢、最近見るんですよ。ああ後ろ向きだねえ・・・
寝るか。明日もいい日にしてみせますよ。おやすみなさいませ。