月末に、戸惑う。月末に、ほっこりする。

おいおいw

月末である。いつもいつも書く事が無いので
毎回月末になるとこの話題を取り上げているような
気がするのだが、まあいい。もうこの際だから、
今後の恒例にしてしまおう。


そう、月末は生活保護費の受給日だ。西成の街には
年寄りやら、なあんもしていなさそうなオッサン達やらで
溢れる。兎に角人出が多い。しかし活気はまるで無い。
ウロロ〜ン、とした感じ(どんな感じだよ?)。


お昼ご飯を買う為に寄った、とあるスーパー内は
何時に無く大混雑。50〜60代位の小汚い男達が
異常に目立つ。皆様、生保なのでしょうか。


特価298円のお弁当を買う。値段の割に、とても美味しかった。
スーパー玉出のインチキ臭いお弁当も、少しは見習って欲しい。


さて・・・僕が並んだレジの、隣りのレジに並んでいた女性が、
何の前触れも無く、いきなり卒倒した。後頭部を床に叩きつけた。
痙攣している。目を剥いている。周囲が騒然とする中「あらら、
こりゃあ、てんかんの発作だな」などと妙に冷静に観察していた
自分が嫌いだ。店員さんが直ちに救急に連絡したのを確認してから
店を出た。僕は一言、「20分位で意識が回復すると思うので、
そのまま安静に・・・」俺ってやなやつ。ああそうだ、かつて
担当していた、てんかん持ちの知的障害者の利用者さんは、
釜ヶ埼の何処かで、まだ生きているのであろうか。それとも・・・


間も無く、救急車が、そのスーパーとあらぬ方角にある路地に
停車しているのを見つける。この辺りは細い路地が巡っているから
さては迷ったのか?ならば道を教えてあげなきゃ・・・と
思いつつ近付くと、そこにいた救急隊員達は、額からぼとぼと血を
流しているジイサンの応急手当てをしていた。なんだ別件か。


どうせ入ったばかりのお金で、早速呑んだくれて、酔ったその
挙句スッ転んだのだろう。酒がどうのこうのと聞こえたから、
きっとそんな所が関の山か。


なんか、喧嘩してるオッサン達も見たような。
金入ったんだから、返せ、とか何とか。
知るかんなもん。アホか。


相変わらずおかしなありさまばっかり、僕の目には飛び込んできます。
わざわざ探している訳ではないのに、ずんずん飛び込んでくるのだこれが。


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夕方、こんな光景を見た。


ある宝くじ売り場の近くを通り掛かった時の事。随分若い女性が、
そこで買ったらしい宝くじの束を胸にしっかと抱き、にこにこと
希望に満ち溢れた表情で(ほんとにそんな感じだった)通り過ぎて
行くのを見た。


彼女はどんな夢を抱いているのでありましょうかね?
まだ当たってもいない宝くじを手にしただけで、あそこまで
幸せそうな笑顔を浮かべている人、初めて見た。いやほんと。


当たらなくても、スカくじばっか引く人生であったとしても、
もしかしたらこの彼女は、しあわせ見つける天才かもしれないな、
と自分勝手に想像してみると、何でしょうか、何故でしょうか、
僕は少しだけ救われたような気がしたのですよ。心が、ほっこりした。

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一瞬の些細な出来事が、実に都合良くこころに残る。本当に残るんだ。
嘘つけ!んな訳ねえだろ、って、思いたかったらどうぞ思ってくださいな。
そのように思うあなたより、もしかしたら僕はすこーしだけトクしてるのかも。


折角、僕の心に引っ掛かって来た出来事を、容易にうっちゃるな。
容易に無視するな。どんな些細も、単に通過させてしまうのは、
きっともったいない。どんどん留めろ。そして折をみて都合よく
吐き出せ。


こういうスタンスですかな?ああ眠い。ここらで今夜も限界だ。


明日もいい日にしてみせますよ。ほっこりさせてくれたあなた、
ありがとさん。最近、心が少し殺伐としてたので。

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そして今宵も限界。今日もヘンな1日だったなあ・・・
いやいや、そのヘンさのお陰で救われていたりもするのだが。


寝る。明日もいい日にしてみせますよ。