プリントが美しい・・・



体調はどうにか元に戻る。
今日は1日ゆっくり休もう。


コーヒーを飲みながらサンデープロジェクト
などを、観る、では無く、ただ見る。


今日しなければならない事と言えば、
部屋の掃除くらいか。ああ、しなければ
ならない事が少ない日っていいな。こうなりゃ
1週間位何にもしない日が欲しいな。でも、もし
貰っても、すぐに何かしなくちゃいけないぞ、と
焦り始めるのであろうな。こういうの何て言うのかな?
貧乏性ってやつか。違うか。どうでもいいか。
今日は久々のお休みなのさ。考えるのは野暮なのさ。

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やらなければならない事は特に無いが、ちょいとばかり
やりたい事ならあったりして。そこで久々のこのタイトル。
Vol.10のニール・ヤングは、見直してみたら3月31日だった。
本当に久々だ。つーか、もうこれやらないつもりだったのだけど、
何となくやってみようかなとこないだ思い立ったもんでね。
大体俺ごときが評論めいた事日記に書いてどうすんだよって常々
思っていたのだけれど、ついついやっちまってよう。


まあ評論じゃあなくて、単なる感想だ。評論っつう程大した
文、どうせ書けねえし。


・・・はよ本題に入れや。と自分で突っ込んでみたぜ。

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今回の聴こう紀行が今までと大きく違うのは、これが市販品では
無いという事か。頂き物なのである。「Webフォーク村ブログ」の
管理人「ひま」さんより頂いた、大変貴重な映像を観ての感想なのである。


1976年3月28日(日)にTBSにて放送された「セブンスター・ショー」
という番組の、吉田拓郎の回。この番組について少し調べてみると、
当時の様々なスターが、90分間ワンマンでの(?)ライヴを披露する、
というような番組であったらしい。ほう・・・

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オープニングは「春だったね」。勢いのある曲なので
1発目にはぴったりだ。「Live’73」のオープニングも
この曲からのスタートだった。


サングラスをかけた拓郎が、J-45を抱え、仏頂面で現れる。
バックバンドの編成は7人。オルガンの音はスタジオ版と
同じ(ハモンドオルガンってやつ?)なので、耳に馴染みがある。
ティールギターも混じっているのが確認出来る。この楽器独特な
サウンドが、このライヴ・ショーでのサウンドを大きく支えているのが
観て行くうちに解った。


1コーラス目が終了した時点でタイトルと、作詞・作曲者の
クレジットが。最近の歌番組みたいに、歌詞は字幕では出て来ない。
敢えてそうしているのか、字幕をどんどん変えて行くのが、
当時、技術的に出来なかったのかはよく解らないが、歌詞を
画面下に出すのって、個人的にあまり好きではないので
(「訳詞」ならまた別ですが・・・)、いいなあと、ふと。
間奏で「吉田拓郎リサイタル」と出る。「リサイタル」かあ。
単独ライヴって事なんだろうな。きっと。
曲の終了時に、もう一度タイトルが出るのも、何かいいな。


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何故か突然「憧れのハワイ航路」をギター弾きながら
鼻歌で歌ったり、スタジオの片隅でぽつねんと佇んでいたり、
メイクさんに顔を拭いて貰ったり、自分でカメラを抱えたり、
J-50を手にしつつ「アイム オーソン・ウェルズ!」などと
冗談を言ったり・・・どんどん画面が切り替わる。いい演出だねえ。
「オー、ミスタータムジン!!」おお、カメラはやっぱり田村仁か。

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「いろんな人に歌を作ったりすると、作曲してあげたとか
そういう感じになるけど、作った歌は最終的に、何時かは
全部ぼくの所に戻って来る。作曲家にはなれないし、作曲家じゃ
ないんです、ぼくは、歌手です」


というような事を喋ってから(かっこいいよなあ・・・)、
次に歌うは森進一に提供した「襟裳岬」。スティールギターが
森進一バージョンとは全くの別物である、春のあったかい
風のようなこの曲を巧く支えている。
途中で歌詞を間違え「悪りぃ!違う事考えてた!」 演奏が止まる。
カットせずそのまま流し、のっけからやり直し。いいねえ。
よく解らないけど、この時代ではこういう観せ方ってそうそう
無かったのでは?いい感じだねえ。

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「未だに1曲も歌詞を覚えている、ちゃんと歌える歌が無い、
素晴らしい才能の持ち主で」との事で、常に歌詞カードを
譜面台に置いている。「歌詞を見ながら歌うと、その度に
新鮮なような気がするが、それは言い訳でしょうか」と。へえ・・・


梓みちよさんと会ってその話をしたら、そんなんじゃ駄目よ!と
叱られたそうな。それがとても嬉しかったらしい。MCも、とても愉しい。
現在はどうしているのかは知らないけれど、システムとしては、
ステージに目立たぬようにモニター(モニターアンプじゃないよ)を
置いて、そのモニターに歌詞が映し出される、なんてのがあるみたいだから、
もし現在歌詞カードを置いていないとしたら、もしかしたらそういうものを
利用しているのかもねえ・・・どうなんでしょうか?解らん。

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「まにあうかもしれない」これも「襟裳岬」同様、岡本おさみの作詞。
♪ぼくはぼくなりに自由に振る舞ってきたし〜♪ ってやつ。
思えばすごい歌詞だよね。現在なら字余りを曲に乗せるなんてどうって事
無いのかもしれないけれど、当時の歌謡曲の歌詞とは根本的に違う。
斬新だったのだろうし、現在のポップスはすべてこの延長上にあると
言ってもいいのかもしれないから、やはり道を拓いたひとなのね。


続けて、こちらは自身の作詞である「知識」。
♪理屈ばかりをぶらさげて 首が飛んでも血も出まい・・・♪
♪言葉をみんな食い荒らし 知識のみがまかり通る・・・♪
突き放したようなガラガラ声での歌唱がいいですな。


歌い終って、少し照れくさそうに一言
「まだ、チャンネル替えるなよ」

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弾き語りで、「ガラスの言葉」と「花嫁になる君に」。
どちらもフィンガーピッキングの練習にはもってこいの曲かも。
特に「花嫁に・・・」はギターと歌との間の取り方が難しい。
意識していないと、どうしても曲が走って(テンポが速く
なって)しまう。今、ちょいと弾いてみました。爪をもう少し
伸ばしたいとつくづく思いました。指がちょいとばかり空振るぜ。

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「結婚しようよ」この曲、実は初めて聴いた頃は嫌いでした。
初めて聴いた、と言ってもそれは確か中学生の頃だったから、
1980年代の半ば頃でしょうか。ラジオのリクエスト番組か何かで、
「当時、この歌を歌って彼女にプロポーズしました」ってな
話を聴いて、「うわあ、ダッセエ!!!」と。
それが何か引っ掛かっちゃってねえ。


今となっては何となく羨ましく思う失敗多しの独身三十路・・・はあ。
いやいやいやいやあやや、それは兎も角、今はとっても大好きな曲だ。
スタジオ録音版って、確か加藤和彦のアレンジなんだよね。

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休憩、サザエさんとジャンケンしてくる。


・・・負けた・・・
間違えて消さない為に三十路独身莫迦男は一旦UPしようと思います。
ちょっとだけメシ食うか。シャワー浴びるか。明日の準備するか。