初めての長旅。日本一周の日記より

それぞれの道・それぞれの旅

今日も忙しかった。ちょいとしたトラブル解決に
奔走し、もうクタクタ。なんとかなったけどね。
その顛末を書こうかとも思ったけど、あまりに
鬱陶しいので、気分を変えて、思い出話を。



1993年、初めて長い旅に出た時の日記より。
ひと月かけて、せわしなく日本をぐるりと回った時の記録。


僕は21歳の若造だった。
しかし、本当の話、日記の文体は今とあまり変わっていない。
僕は微塵ほども成長出来ずに年老いてしまったのか?


長いし、思い出した事もあるので、若干本来の日記に
手を加えつつ、括弧付きで注釈も加えつつ、ここに載せる。


北海道枝幸(えさし)郡、浜頓別町のクッチャロ湖畔
キャンプ場にてキャンプしたその朝からの記録。

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1993年 8月20日(金)曇りのち晴れ


AM5:10起床。空は曇っているが、少し明るくなって来た。
食パンとコーヒーで朝食。AM8:40出発。R238を南下する。
宗谷岬を過ぎ、これからはもう北上することも無い。


道東へと向かうにつれて風が冷たくなる。オホーツクの海風は
本当に冷たいのだ(この年はひどい冷夏だった。だから尚更
こたえたのかもしれない。天候不良に悩まされた辛い旅だった)。


AM10:30頃、紋別市へ。ここのAコープでパン1個と牛乳の早すぎる
昼食。その後、すぐそばのバイク屋でオイル交換とエア・クリーナー
エレメントの清掃をしてもらう。オイル代以外の工賃、全部タダに
してくれた。嬉しい!


サロマ湖能取湖などを横目に見ながら、知床半島斜里町
(祝!知床半島世界遺産登録・・・ってこれは1993年のお話だがね・・・)。
知床半島にはまともな店など無いだろうと思っていたのだが、
割と普通だった。こんなもんなのだな。


知床野営場は、大した設備も無いのに、消費税込み309円も
取られてしまった(この当時は滅茶苦茶な貧乏旅行で、食事も
39円で買ったモヤシの炒め物のみ、とか・・・兎に角セコかった)。


インスタントラーメンの夕食後、近くでテントを張っていた
ライダーが、どうやって積んできたのか、ガット・ギターを
おぼつかない手つきで弾いていたので話しかけ、そのギターを
借りて弾きまくる(変わってないな、俺・・・)。


それを見て寄ってきた他のライダー達と一緒に、
お酒を飲みながらススキノ情報など・・・(以下自主規制)


夜遅くまでみんなで話し込む。明日は集まったみんなで、
温泉が滝となって流れているという、有名な「カムイワッカの滝」に
行く事になった。かなり早起きしなきゃな。


悪天候の北海道に来て、今夜は初めてきれいな星空を見た。

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過去の栄光(?そこまでも行かねえかな?)を、こうして記録
していますですよ・・・へへへへへ。


明日はようやく休みが取れた。


どうせゴロゴロしてるのだろうけど、折角だから
恒例行事を。   はい。


明日もいい日にしてみせますよ。おやすみなさい。