辿り着いた襟裳岬は、歌に聴こえた通り、 何もない所であった。 周辺は濃い霧に覆われ、すぐ近くからは霧笛が 腹に響く重低音を、絶え間なく轟かせている。 もっと観光地化されているのかと思っていたが、 この最果て感はどうだ。宗谷岬の比ではない。 それ…
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