都会の静寂

五重塔

西成警察署前にて。
フヌケ!フヌケ!ケーサツのフヌケ!!!と
ケタケタ笑いながら大声で叫んでいる奴がいた。
アロハシャツを着た40歳位の男だ。


今更なんなのだが、やはりあいりんにはおかしな奴しか
いないのだ。面白いけど、やはり色々疲れる。


久し振りに時間が多く空いてしまったので、今回は
気分転換に四天王寺さんにお参りに行ってみる。
http://www.shitennoji.or.jp/


1400年以上もの歴史を誇る由緒正しきお寺である。
都会の只中にあるにも関わらず、この場所は明らかに
時間の流れ方に異なるものが感じられる。


天気良く、爽やかな1日。
四天王寺境内から仰ぎ見る空は、その都会の只中にあって
しかし遠く、しかし広い。


ゆっくりとした呼吸が大切なのだ。
ふと、空を仰ぎ見る瞬間が貴重なのだ。


特別であるらしき事柄の中に特別は実はさほど無く、
あまりにもありふれているとおぼしき事柄の中に
実は貴重な特別が息を凝らして潜んでいる。


息を凝らして潜んでいるのだ。きっとそうなのだ。