下手をすれば壁に溶け 込んでしまいそうな 柄のネコだ。 まあ壁は兎も角、枯れた 草むらならば完全に 溶け込んでしまうだろう。 じっとこちらを見ていた。 近づいても微動だにせず。 指を一本突き出すと、くんくんと匂いを嗅ぎ出した。きつい目つきの割に 人…
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