近鉄奈良線に乗って

昨夜書いた通りで
石切さんへと行って来た。
正式には「石切劔箭神社
(いしきりつるぎや
じんじゃ)と言うらしい。


そのご利益の中に
「がん封じ」がある。
両親と出かける機会も、今後は減るだろうと母の呼びかけだ。
我が病の治癒を祈願・・・は特に僕はしていない。それは
図々しいだろう。神社を訪れるのは割りと好きなので今までも
あちこちに寄ったが、いつも祈願するのではなく「自分は
これこれこうこうしよう、したいと思っています、それに
向けて頑張ります」という具合にしている。まあ結局神社
には行く訳だが。


近鉄奈良線に乗り、枚岡駅を過ぎると列車は勾配を登り
一気に生駒の山腹へと。石切駅を降りて少し歩くと参道である。

大阪平野は狭いなと思うが、こうして見下ろすと
なかなかいいなと思う。あべのハルカスを遠望。

日本三大大仏(だったかな)というのがあった。
奈良・鎌倉・ここ、なのだろうか?知らない。

参道は標高を下げながら様々なお店を左右に見る。
昔ながらの雰囲気がいい。気持ちも少しだけ明るくなる。

山腹から下りて来ると神社がある。お百度石があり、
普通の土曜日にも関わらず大勢の人々がお百度を踏んでいる。

心持ちを納めてお百度紐を。一往復する度にこよりを
曲げて回数を数える。必ずしも百回回らなくてもいいらしく
気持ちの問題で回数を決めればいいらしい。とある回数を
決めて僕も回った。別にいいよと言ったけど父も回ってくれた。
百度を踏む人々はどんどん増えた。皆、きっと心に重い
ものを背負いながら回っているのだろう。最初はあまり
意識していなかったが、次第に気持ちが引き締まって来た。
初夏の陽射しの中、沢山の大切な「気持ち」が回っていた。

参道の食事・甘味処にて昼食と休憩を。普通の土曜日でも
結構お客さん入っているのだね。

如何にもな参道メニューたる、うどんとかやくごはんセット。
よもぎ入りのうどんは固かったけどかやくごはんは美味かった。


母は「病気が治ったらお礼参りに来よう」と。治ったら、か。
いや治すのだ。これから何がどうなるのか想像もつかない
けど、自分の身体と向かい合い、進んで行くしかないのだろう。
この人生、行ける所までってか。そうだよね。
お礼参りに行かなくてはね。必ず行きます。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。