空

今週も始まりました。
地域の町会長さんから
認知症が疑われる方に
ついての情報提供が
寄せられていた。
友人の方を介して
「地域のご高齢者の
お宅を回っています」と訪問。お見知りおきを程度の接触しか
出来ないが地域で行なった講演会に参加されており、その講演会は
僕が一応講師らしきものをさせて頂いたので僕の顔には見覚えが
あるらしい。今の所何か大きな困りごとを起こしている訳ではないが、
可能ならば今のうちに専門医療機関に繋ぎたいなと思ったりするの
である。しかし実際はなかなか難しいんだよね。問題が起こって
から漸くきちんと関わる事になるのが実情だ。


空が綺麗だった。師走の空。都心から離れ、そう遠くない所に
山並みが見える。下町という感じではなく、時々裕福な人がいて
生活保護の人もまたいる。ひっそりと、しかし確実に多くの
問題を抱えている土地だ。3度目の師走を迎え、恐らく最後の
師走を迎えたのだろう。この案件もあればあの案件もあり、決着を
つけられないままになるのかもしれないが、しかしそれは
しゃあないさ。


夕刻、不定愁訴がやって来た。でも最近はこの心の波の動きこそが
僕が生きている証拠なのであり、僕がまだ生きていていいという
自分なりないい訳になっているような気がしないでもない。
誰の為に何をしているのだろうか。ずっとそれを考えていた。
でも結局は自分の為に何かをしているのだ。誰かの為なんて
実は体裁のよい方便に過ぎないのじゃないのか。


心がざわめき、落ち着きません。でもいいのだこれで。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。