岬町小島

今週も始まりました。
午前中から案件や
実績入力やその他
あれこれで気がつくと
昼前だった。


不安を抱えつつも来週の
胃カメラの結果をあと
1週間待つのかと思っていたら、病院から電話が掛かって来た。
夕方の診療時間に来て欲しいと受付よりの連絡であった。
「検査結果の事でしょうか」「そのようです」と。
先週の土曜日、検査結果を告げられるのがまだまだ先だと
知りつつも、不安が大きかった事からその旨だけでも医師に
伝えに行ったら、結果が判り次第すぐに電話をくれる事に
なっていたが、週明けすぐとは。お陰でその後は仕事が手に
つかなかった。


そんな僕のためにと経営者は「大丈夫だから兎に角
行って来て」とまだ勤務中なのに16時の診療開始時間に
受診を勧めてくれた。感謝するしかない。少し待って
診察室に入った。緊張した。医師は「やはり食道がんですね。
でもこれは食道の内側の表層部に出来たもので、もの凄く
悪いものではありません。きちんと治療出来ます」と。


CT検査とその後の治療の為の大阪国際がんセンターへの
紹介状を送ってくれる事となった。受診についてはなるべく
早く、空いている所を探して再度僕に連絡をくれるとの事。
治療に関してはどのようなものになるか、あくまで例として
ではあるが幾つか挙げて貰った。場合によっては放射線
あてるだろうが、オペだけになるか外来治療で済む可能性も
ある。いずれにせよセンターを受診して治療にあたって
欲しい、と。でも心配事などあればまた受診してくれたら
いいとも医師は述べている。張り詰めていた気が少し
楽になったようだった。心配してくれていた経営者や
先輩、そして両親に連絡した。


仕事を続けたいが経営者は僕に対して「兎に角治療に専念して
欲しい、穴が開こうがどうしようが幾らでもどうにでも
するから。大丈夫です!」と言ってくれた。その代わり
最初に受診を勧めてくれた先輩共々、治ったら何か好きな
ものを奢る約束などさせられた。もちろん嬉しい約束である。
そしてそれを絶対に叶えたいと思ったのだった。必ず
治してやる。そして(楽観は今の所あまり出来ないが)
治りそうである。包括のあるあの大きな法人にあのまま
勤め続けていたら・・・そう思うと少し背筋が寒くなった。


がん、と聞いて絶望しかけたが、極めて早い展開で話が
進みそうな予感。見えない敵ではなくなった。前を
向いて進むしかない。そしてそれまで仕事も頑張ろう。
大丈夫、明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。