デブでよろよろの太陽

何時かは・・・

羽曳野市にある壺井八幡宮に行く。



今日は、この八幡宮に深くゆかりのある
源義家没後900年祭であるという。
地元の人達や、源氏にゆかりの人達が沢山集まった。



僕は地元の者でもなく、源氏にゆかりの者でもない。
僕が担当している利用者さんが、ゆかりの人なのらしい。
どうしてもこの900年祭に出席したかったらしい。
そしてここまでわざわざ来た訳だ。
周辺は金剛山・奈良葛城山を南に見る、ローカルな
雰囲気の土地である。


もうしばらくで朽ち果てそうな、しかし、しぶとく謳い続けそうな
だらしなくも切ない、夏の日差しが、朗々と在る。


琵琶の生演奏で聴く源氏の物語。蝉時雨の中、時の残虐を知る。
平家と違い、源氏は親兄弟同士で散々殺しあった歴史がある。
子孫は、源氏の家系にあることを誇りに思いつつ、しかし
その一方で血の歴史を疎む。

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有志の皆様方が用意して下さった美味しい食事をあれこれ戴き、尚且つ
全くの部外者であるこの僕にも「ご老体のお世話、ご苦労様で御座います」と、
お土産まで戴きました。


汗ダクになりつつ、頑張った甲斐もありましたでしょうか?



因みに、僕の家系は群馬の大名かなんかに繋がっているらしいのだけれど・・・



んなもん知るか。僕のご先祖様が偉い方であろうと、今の僕は
冴えない一般人だ。僕にはなんにもない。


いや、ご先祖様を敬う気持ちはとても大事なのだけれどもね。

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・・・琵琶の音色は良かった。僕も弾いてみたくなった・・・

さてここで脈略もなく、いつものように話題変更。

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くたくたになって帰宅したあと、何故かとあるCDを取り出して、
とある一曲を聴く。


ピンク・フロイドの有名すぎて嫌になる(なにそれ?)
アルバム「ATOM HEART MOTHER」


その中の「FAT OLD SUN」。昔付けられた邦題は
「デブでよろよろの太陽」なんだとさ。


10年位前、神奈川県は川崎駅近くのCDショップの輸入版フェアで、
あまりの安さにジャニス・ジョプリンの「パール」と一緒に
思わず購入した一枚だ。

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夏が死にそうな気配を垣間見せると、ふと聴きたくなる一曲。
輸入版なので、歌詞カードはないし、当然訳詞もない。
どんな事が歌われているのか、もうひとつよく解らない。



でも、ロジャー・ウォーターズの頼りなげな声と、ラストの
何とも言い難いギターの音は、何故かこの時期聴きたくなるのだ。

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腹を見せつつピクピクと断末魔に喘ぐ蝉たち。
路地に打たれた水の匂い。
季節の死に際は、本来臆病風を吹かすしか能の無い
風景と情景に嫌味なカラ元気を与えてる。

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書けない。合成着色料な文章もどき。糞だな。



寝るわ。じゃ。


しかしこれだけは書かねば。


明日もいい日にしてみせますよ。出来る?ほんとに?