1997年・野宿地にて

放射線治療は16回目。
あと1週間4回を残す
のみとなったが、連日
書いている通りで
その影響から来るらしい
身体のだるさや照射部位
近辺の痛みその他の
苦しさで結構辛い。


でも食欲がないかと言えば今日は案外そうでもなく、お腹は
空いている。TOPの野宿メシみたいに質素でもいいので
マトモなご飯が食べたいなあと思う今日この頃である。
嚥下不良が進んでからは以前主食のようにしていたバナナ
ですら食べなくなったし(もう大丈夫だと思うが)、
普通のご飯には縁遠くなってしまっていた。お腹が空く
のに食べられないというのはこれもまたなかなかに辛い
ものがあるので、嚥下が上手く行っているなと感じた時は
どんどん何か口にするようにしている。


あとは発熱と異様な眠気だろうか。今日はなんとか
やり過ごしたが、夕刻以降眠気が凄い。パソコンに
向かっては寝そうになり、電車に乗っては寝てしまい
帰宅しても食べるの忘れて暫く寝てた。疲れが噴き出して
いる感じなのかもしれない。今週1週間も何かと大変
だったけどどうにか乗り切った。取りあえず明日明後日は
また引き篭もって休養を取らねばなるまい。暑さは少し
だけマシになる?かどうか知らないが、もう外出しない。
疲れた。


取りあえず寝てしまいます。明日もいい日に
してみせますよ。ではまたね。

夕立

放射線治療は15回目。
今まで書いている通りで、
酷暑と放射線の影響と
思われるしんどさに
痛めつけられながら
どうにかありゃこりゃ
頑張っている。


事業所のオーナーからは「事情も事情なんだから
定期訪問も無理をせず、なるべく外出しないように」と
言って貰えているが、僕が行かないと話が進まない事も
多少はあるのである。まあそんなにムキになる事もないが、
やりたいんだよ動きたいんだよ。アホは承知の上だい。
今日は休まず治療後は仕事に戻れている。しんどいけど
良かった。


毎日体調の変動があり、これもなかなかのストレスに
なっている。しかし今日は動けた。体温は相変わらず
37℃台半ばを行ったり来たり。一応ロキソニンが処方
されており、しんどい時は飲めと。がんによる痛みや
苦しみの継続よりも、ベストではないが薬によって緩和
出来るのならそうした方が良いだろう、と医師は以前
言っていたっけ。ああ、この先どうなるか知らないんだ、
今精一杯頑張れたらそれでいいさ・・・などと妙に
刹那的な事を書くが、未来は今日の積み重ねである(?)


一応訪問なども終えて事業所へと戻る夕刻、突然雨が
降り出した。あらら、夕立ちだわ。久し振りのおしめりだ。
少し濡れたが、商店街に入り込みギリギリセーフ。少し
して雨の勢いは一気に増した。かんかん照りで常に
熱せられた町に、少しの間のクールダウンか。湿度が
一気に上がって気持ち悪かったけど、でも吹いて来た
風に少し夏の終りのような匂いを感じた。懐かしい匂い。


商店街でガリガリ君を買って、雨やどり。ガキみたい
だが、悪くない。過去の、色んな夏をふと思い出した。
懐かしい匂いが路地に漂っていた。でもやがて雨は止み、
今度は蒸し暑さが襲って来た。早く帰ろう。
明日も乗り切れるだろうか。明日もいい日にして
みせますよ。ではまたね。

昨年・天神祭の花火

調子が良くなったかなと
思ったら崩している。
今朝はもう体温が落ちて
いない。


それでも14回目の放射線
治療は受けている。
その前に診察も受けたが
医師はいきなり「入院やね!!」と異様にでかい声で
叫ぶように言った。威圧的な雰囲気の医師だなあと
思った。ロクに診察もしていないのに何それと感じた
ので、断った。ロクにカルテも見ていないだろう雰囲気
だし、がんセンターでは点滴を打てないから近隣医への
紹介状を書くよ、とぶっきらぼうに言ったが、それも
断った。上手く表現出来ないが、話の持って行き方が
強引で、素人目に見てもだめだこりゃな感じの医師だった。
まあ担当医でもないしわからないのだろう。そう思う
事にした。


しかしこのまましんどいままでいる訳にもいかず、結局
仕事は休みにして帰宅した。バカじゃないかと思われる
かもしれないが、安易に入院すると一気に気力が落ちるのだ。
殺人的な暑さの中に晒されてこうなったのに、医師への
不信を書いたが、僕自身の方がよっぽどだめだこりゃである。
でも、したいようにさせて欲しい。精神的に辛いのだ。
しかし辛さは帰宅しても待っていた。耐えるしかない。
今はそういう時期なのだろう。何時終わるともしれないが。


明日も無理はしないようにしたいが、治療を遅らせたく
ないので取りあえずがんセンターには行く。行くまでが
案外遠いし、結構歩かされる。でも行くしかない。
生きる事は、闘いなのだなと大袈裟ではなく思う今日この頃。
昨年病室で撮影した天神祭の花火、もう1年経ったが、
闘いはまだ続いており、これから更に辛くなるかも
しれないのかなと思うと、何とも言えない気持ちになる。
でも、明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。

2010年・果無集落

放射線治療は13回目。
放射線照射部の痛みやら
違和感(?)やらで
少ししんどい。


それに加えこの暑さである。
昨夜は本当に危なかった。
あれから再度体温計で
計ったら38℃を指していた(おいおい!)。完全に体温
調整がぐだぐだになっている。夜中に何度も目覚めては
その度にOS-1を少しずつ口に含んでやり過ごした。
今朝は体温は37℃位にまで下がり、何時も通り出発して
いる。食欲はないけど。


この一週間で熱中症で搬送された人は2万人になるとか
ならないとか。凄まじい数である。僕が担当している方
でも、エアコンを使わなかったり壊れて(!)いたりする
方が幾人かおられる。こりゃいかん。僕も大概調子が悪い
訳だが、こんな暑さなんかの為に死人を出す訳には
いかないのであれこれ考えている。暑いけど動かにゃ
なるめえな。


ほんっとにこの暑さには参る。結構何度も危ないなあと
我ながら思ったが、まだ今後も危ない状況は続くの
だろう。悪い時期に治療と重なったなぁ・・・でも
明日も治療とお仕事をどうにかせねばならぬのだ。
とっとと寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。
ではまたね。

毎晩毎晩帰宅すると37℃後半あたりを指す体温計。
今晩もそんな感じ。おまけに身体にちょっと痛みも
感じる。熱が篭っているのを実感している。まずい。


明日の放射線治療も受けるつもりだが、その前に
受付で体温計を貸して貰おう。なんだかまずい。
こりゃやはり熱射病と治療の副作用とにやられた?
辛いので、とにかくねてしまいます。

OS-1

予想していた通りで(?)
朝から調子が優れず
やはりというか当然と
いうか本日も引き篭もり
である。


不要不急の外出とやらを
避けている訳だが、
しかしこうも体調不良がこれでもかこれでもかとしつこく
続くと気持ちもげんなりしてしまう。体温も相変わらず
やや高めで推移しており、無理に動くとしんどいだけだ。
外では早朝こそ蝉の大合唱だが、午後になるとあまりに
暑いのか合唱も止んで静かになる。夏休み最初の日曜日
だけれども、子供達の声も聞こえない。光と暑さだけが
地表と生物に圧し掛かっている。


ウクレレを少し弾いてみたが(最近楽器を触る気にも
なれなくなっていた)、余計に暑苦しくなってしまう。
アホや。テレビも見たくない。最近は自分で記録して
いたツーリングブログ「ちいさな旅」再放送ばかり
見ていたりする(再放送ってあーた・・・)だって
旅に出たいんだもん。子供かお前は。更新が今年の
3月で止まってしまっている。当時の予定ではこの夏
辺りは昨年のしまなみ海道旅で痛めたテントを買い換えて
何処か旅して回るつもりだったのにねぇ。情けなや。

明日からまた放射線治療は再開だ。仕事も少し離れた
土地にある病院まで行かなくてはならなかったり
定期訪問がまだ残っていたりで暑さの中大変と言えば
大変だが、仕事柄まだ肉体労働じゃないだけ楽なのだから
何とか乗り切りたい。体調はこれから益々厳しくなる
かもしれないが、やるしかないのである。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。

今年の初氷

休日である。やはり
スイッチが切れてしまう
のか、心身共に落ちて
いるような気がする。


体温が外に逃げにくく
なっているらしく、
相変わらず37℃以上。
外出する気は全くなく、アイスノンと昨日買い込んだOS-1
時々ちびちび飲みながら寝たり起きたりを繰り返していた。
それでも熱中症になる危険性はないとは言えない。折角
晴天が続いているのに出掛けられないのは辛いものもあるが、
こんな暑さの中出掛けられるのは元気な人か用事のある人に
お任せするしかなさそうである。


シロップを買っていたのでかき氷を今年初めて作り、食べた。
アタマがすっきりするが、お腹も壊しやすくなっているので
食べすぎ注意である。熱もなかなか下がらない。来週一週間
こんな状態で乗り切れるのだろうか。いや一週間どころか
まだまだ暑さは続きそうである。まだどうにか涼しさの残る
朝に通勤ではなく、通院してから職場へ向かうという今の
パターンもあと9回程度続くし、もうどうしたらいいの
だろうかとお手上げ状態である。


明日も外出しないまま過ぎてしまいそうだ。勿体無いけど
我慢である。大体出た所でしんどいだけである。
昼間ウトウトし過ぎたので夜眠れるだろうか。でも
休まなくては。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。